1948-03-20 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第11号
實は私はこの豫算案を見たときに、これまでいわゆる均衡豫算、バランス・バレツトを相當堅持して非常に無理をして來たようでありますが、北村大藏大臣になつてから、それを多少ゆるめて行くような方向に向くのであるか、例えば、生産増強ということを民主黨は相當力を入れておるようでありますが、生産増強のためならば、一般會計においては赤字は出せないとしても、そういう復金關係から今後融資増があると思うのでありますが、そういう
實は私はこの豫算案を見たときに、これまでいわゆる均衡豫算、バランス・バレツトを相當堅持して非常に無理をして來たようでありますが、北村大藏大臣になつてから、それを多少ゆるめて行くような方向に向くのであるか、例えば、生産増強ということを民主黨は相當力を入れておるようでありますが、生産増強のためならば、一般會計においては赤字は出せないとしても、そういう復金關係から今後融資増があると思うのでありますが、そういう
機關手だとかあるいは治金關係の勞働者、こういうようなものに對しましては、特別な取扱いがされておるわけであります。また學校の先生だとか、科學研究員、學生、こういうようなものは輕勞働者竝に取扱われておるわけであります。このように配給制度も、その職業と地位によりまして種々この段階にわかれておるということが申せるのであります。工業品の配給について申し上げますと、やはり日本と同じく點數制になつております。
この補助金關係のものが支出豫算の大部分を占めておるということは、支出豫算の效果をはなはだ不明瞭にするばかりではなく、その支出を通して所得及び負擔の是正を期するというがごときは、とうてい期待し得ないところであります。
しかもその財源關係たるや、同じくただいま稻村君の御質問のような剩餘金關係で賄われる關係になつて、相關連するものであろうと考えます。補正第二號と第三號を一緒にして、御審議になる前に、取殘されたる理由はどういう理由か、まずその點を先に委員長にお尋ねいたします。
これを見ていただければわかりますように、二十一年の第四四半期と二十二年の第十四半期を合計して、總計におきまして復金關係では會社に對する融資が二七%、個人に對する融資が七三%、一般金融については會社に對する融資が二六%、個人に對するものが七四%、かように相なつておるわけであります。復興金融金庫から出ております金は、やはり全體と通じて個人の方が多いので、これはひとつ御了承いただきたいと考えております。
なおただいま私鐵の運賃の問題につきましては、運賃改正によりまして特に収入がよけいに出て來たような場合におきましては、御承知の通り上納金についての法律が現在存在はいたしておるのでございますが一應この私鐵の企業につきましては、各事業につきましての収支採算をとるということを本意といたしまして運賃改正を認めておりますので、この上納金關係の法律によりまして、上納金を徴収するような場合はそんなにないかと思います